ニコレットの副作用

タバコを切れる男性

ニコレットはタバコを止められない人の禁煙補助として開発された医薬品で、タバコの代わりにニコチンを摂取することで、タバコからの離脱症状を軽減することができるとして、代替治療に利用されています。
タバコを吸うことで、ニコチンが肺から脳へと血液を伝って移動し、脳内のレセプターに結合することで、快楽などを覚えるドーパミンと呼ばれる物質を放出します。
これによって一時の安堵感や気分の落ち着きを維持できますが、ニコチンの血中濃度半減期が1時間にも満たないため、ドーパミンの放出が止まり、落差によって気分の落ち込みやイライラが生まれます。
ここで落ち込んだ精神を前の状態に戻そうとして、再びタバコを吸うことになり、これを繰り返すことでニコチン依存症へとつながります。

ニコレットはタバコから摂取するはずのニコチンを代替することで、タバコへの欲求を抑え、落ち着かなくなるなどの離脱症状を抑制する働きがあります。
形状は噛むタイプのガムと、皮膚に貼るパッチタイプがあり、どちらも少量のニコチンを含んでいます。
ニコチンはアルカロイド系有害物質で、青酸カリよりも強力な猛毒と言われています。

ニコレットガムは1粒で2mgと、タバコに比べると少量ですが、摂り続けることで副作用が起こる可能性は十分にあり得ます。
特にガムでは口腔粘膜からニコチンを摂取するため、口腔や咽頭のひりひり感、胃の不快感といったものが起こります。
さらに吐き気、胸やけ、めまいといった症状が起こり、使用期間が6ヶ月を期限とされているので、それ以上の使用になると、顎関節の痛みなどが起こることもあります。

ニコレット使用中はすでにニコチンを摂取しているので、タバコを同時に吸うことは禁止されています。
もしタバコを吸った場合はニコチン摂取量が過剰となり、急性ニコチン中毒を起こすこともありますので注意が必要です。